ヨシナガ・アカデミー公式ホームページ

期日:2009年5月4日(月)
会場:高崎ビューホテル 3F あかぎ(高崎市柳川町70 Tel.027-322-1111)

17:00〜17:05 開会

17:05〜17:30 第1発表
瀬間 康仁「罪を犯した知的障害者の地域生活支援」

17:30〜17:55 第2発表
斉藤 和之「古代日本語書記法の形成過程」

17:55〜18:20 第3発表
肥留川 嘉子「合巻『雪梅芳譚犬の草紙』をめぐるあれこれ」

18:30〜20:30 懇親会(含吉永先生のお話)

「罪を犯した知的障害者の地域生活支援」

国立のぞみの園 企画調査係長 瀬間 康仁

罪を犯した知的障害者に対して、刑務所等では、矯正・更生保護として出所後の生活支援に向けて取り組んでいます。しかし、適切に福祉に繋がることは少なく、必要なサービスが受けられないという状況で、再犯に至る例も多数あります。
 厚生労働省と法務省は合同で、再犯を防ぎ、地域生活移行を推進するための事業に本格的に取り組み始めています。刑務所や保護観察所、更生保護施設に社会福祉士等を配置するほか、全都道府県に地域生活定着支援センター(仮称)を設置して出所後直ちに福祉サービスに繋げる事業を来年7月から開始する予定です。
 私の職場、国立のぞみの園では、新規事業として、刑務所等からの出所者を直接に有期限で受け入れ、地域生活移行を目指して支援しています。また、厚労省の障害者保健福祉推進事業の研究に採択され、全国への情報の発信を進めています。
 アカデミーでは、当事業の現状・課題・展望等を説明し、多くの方々のご理解・ご協力を賜りたいと考えております。


「古代日本語書記法の形成過程」

県立赤城養護学校 日赤分校 教頭 齊藤 和之

要するに、古代の人々が和語(日本語)をどのように文章として書き表す工夫をしてきたのか、というのが現在の関心の一つです。
 歴史研究では、文字史料は第一義的な意味を持ちます。しかし、それがどのように表記されたのかについては、これまで余り注意が払われていなかったと思います。これには、文字史料自体、本来的に読めるものだという思い込みもありますが、古代の文字史料が非常に限定的で、その形成過程を辿るのが困難だったという事情があります。
 近年、考古学的調査によって木簡文書等が多量に出土するようになり、日本語表記法の形成過程について、かなり詳しく考えることが可能となってきました。
 具体的に日本語表記法はどのように形成されてきたのか、また、そのことから何が考えられるのか簡単に触れると共に、古事記の表記についてもあわせて考えてみたいと思います。


「合巻『雪梅芳譚犬の草紙(せつばいほうだんいぬのそうし)』をめぐるあれこれ」

京都光華女子大学 教授 肥留川 嘉子

合巻『雪梅芳譚犬の草紙』は、幕末に刊行された草双紙で、内容は、曲亭馬琴作の読本『南総里見八犬伝』のダイジェストである。が、単に挿絵を増やして筋が要約されている、というだけではない違いもある。
 たとえば、登場人物の名称をほとんど全員にわたって(まれには地名も)、元が何であるかが明白にわかるように、しかし微妙に変えてある。「伏姫(ふせひめ)」を「婦志姫(ふしひめ)」に、「里見治部大夫義実(さとみぢぶのたいふよしざね)」を「郷實治部大夫義真(さとみぢぶのたいふよしざね)」に、といった具合である。
 また、筋そのものにも、「この草紙は長物語を書き抜きしたるのみなれば、その筋違ふべきものならねど、八郎矢の根を小秋に預け、切腹の折、小秋来たりて遂に滝田の城に留まり、その子を育つる一行は、女の少なき絵割りに困じ、止むことを得ぬ賢しらにて」と、合巻の作者自ら断りを述べるような改変が加えられている。

 これらの改変がどのような意識のもとになされているのか、をたどってみたい。

1.吉永先生のごあいさつです。

2.名司会者
いよいよアカデミーが始まります。


3.事務局からご挨拶
4.座長です。
それぞれ異なるテーマをみごとに捌いて頂きました。

5.第1発表の様子

6.第2発表の様子

7.第3発表の様子

8.会場風景
皆さん熱心に聴講していらっしゃいました。


9.懇親会にて、ちょっとだけ上品に。
皆さん楽しんで頂けたでしょうか。

10.締めのご挨拶を頂きました。

ご参加本当にありがとうございました。