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■期 日:2011年5月4日(祝)16:00〜18:10 終了後、懇親会開催
■会 場:ワシントンプラザホテル(群馬県高崎市八島町70)
■日 程
16:00〜16:40 講演1 「捨てられた命」 石井文子
16:45〜17:25 講演2 「古事記における女性的視点−景行記を中心に−」 瀬間亮子
17:30〜18:10 講演3 「子ども達が危ない」 小出利一
18:30〜20:30 懇親会(含吉永先生のお話)

【講演1】

石井 文子氏

1 所属している団体名

財団法人 日本動物愛護協会群馬支部
平成22年 動物愛護管理功労者大臣表彰受賞

2 活動内容

動物愛護の相談、犬・猫の避妊、去勢手術の啓発

3 過去の主要な論文、研究発表テーマ、著作

著作「捨てられた命を救え」

4 今回の講演テーマ

テーマ:「捨てられた命」

5 最近読んだ本で注目している本

『老年の愉しみ』 中野孝次 著(文春文庫)
・老いても常に夢を追って現実を見ながら生き続ける事に感動を受けました。


【講演2】

瀬間 亮子氏

1 所属している団体名

群馬大学・国際教育・研究センター
高崎経済大学 地域政策学部(非常勤講師)
国立群馬工業高等専門学校
高崎市国際交流協会コミュニケーション支援部会  (ボランティア)

2 活動内容

留学生、地域に暮らす外国につながる人々への日本語指導・支援
日本人学生への小論文指導

3 過去の主要な論文、研究発表テーマ、著作

平成13年 3月  「『小栗判官』(十二段本 天理図書館蔵)上 −翻刻と解題−」
            (『日文諸究』第三号 群馬県立女子大学大学院文学研究科)
平成13年 6月 「『古事記』の母親像−御祖の力」群馬県立女子大学国語国文学会発表
平成13年12月 「『古事記』の女性像−編述者の意図を探る−」修士論文
平成14年 3月  「『古事記』の母−御祖を中心に」
               (『国文学研究』第二十一号 群馬県立女子大学国語国文学会)
平成14年 3月  「『古事記』の姨」
               (『日文諸究』第四号 群馬県立女子大学大学院文学研究科)
平成15年 1月 平成14年度上智大学国文学会冬季大会
           シンポジウム「これからの国語教育を考える―高校教育現場の諸問題について」
           パネリストとして参加
平成16年 3月  「『小栗判官』(十二段本 天理図書館蔵)下 −翻刻と解題−」
            (『日文諸究』第六号 群馬県立女子大学大学院文学研究科)
平成22年 7月 「『景行記』における女性的視点」群馬県立女子大学国語国文学会発表

4 今回の講演テーマ

古事記は戦時下、「撃ちてしやまん」などの文句が取り上げられ、人々に勇ましい書物というイメージを与えた。もちろんそのような面もあるのだが、実は古事記には女性の視点が数多く存在する。それが作り手の側にあるのか、受け手の側にあるのか、その両方なのかは慎重に考えなければならない。また、「女性の視点」というのも一筋縄ではいかない。それでも、古事記周辺に女性の存在を想定しないことには、採録した理由に説明のつかない説話が散見するのである。
古事記中巻景行天皇の段(景行記)は、景行天皇の子、倭建命の物語を中心とした箇所である。この倭建命の物語も、朝廷の勢力を西へ東へ広げてゆく英雄譚でありながら、同時に命を支える女性たちの物語になっている。これに対して、日本書紀は父子関係を軸に同じ題材を語り、古事記が採録した、女性に関わる部分の多くを載せていない。神々の流れを受け継ぎ、大八洲國をまとめた天皇家の正統性を伝えるためだけに編纂されたものならば、日本書紀の形で十分なはずである。
いったい、古事記が意識した女性とはどのような女性たちだったのか。

5 最近読んだ本で注目している本
『人生の教科書〔情報編集力をつける国語〕』
藤原和博 重松清 橋本治 著(2007年、ちくま文庫)

・最近は小学生たちが空気を読むことに汲々とし、自分のキャラを作るのに疲れてしまっているらしい。コミュニケーションの難しさを早くも意識しているのは大したものだが、薄氷を踏む思いで参加する会話はさぞかしストレスが溜まることだろう。
確かに大人は「コミュニケーション力が大事だ」と言ったが、決して今のような事態を望んだわけではなかった。どこでどう間違ったのだろう。
そう思って読み始めた一冊。ツールとしての日本語力を具体的な形で鍛えながら、同時にタスクとしての読解力表現力にダイレクトに働きかける数々の試みが紹介されている。不可欠なのは何を言っても大丈夫な、安心できる場であった。それなくしてツールだけが一人歩きを始めると、せっかくの力も排他的に使われかねない。
それでも、自分たちだけで安心できる場を作るためにはやはり「コミュニケーション力が大事」なのだ。怖がらず、あきらめないコミュニケーションを伝えたい。


【講演3】

小出利一氏

生年月日 昭和33年3月7日
職場・役職 国立大学法人 群馬大学医学部附属病院医療サービス課長

1 所属している団体名

NPO法人新町スポーツクラブ 新町SVCスポーツ少年団

2 活動内容

青少年健全育成と子どもの体力低下防止活動

3 過去の主要な論文、研究発表テーマ、著作

1、野外活動の効果
2、子どもの体力低下
3、総合型地域スポーツクラブ設立の効果と地域おこし
4、中高校生のボランティア養成について

4 今回の講演テーマ

テーマ:「子ども達が危ない」
  知っていますか?現在の小学5年生の子ども達の平均歩数を
  知っていますか?現在の小学5年生の運動能力を
  知っていますか?現在の子ども達の食生活と生活習慣病の現状を
  大丈夫ですか?子ども達を取り巻く環境は?

  (財)日本体育協会公認スポーツ指導者及び公認クラブマネジャーとして、常に考えている子ども達の環境と現状をわかりやすく説明し、解決策の一つの方法と考えて活動しているNPO法人新町スポーツクラブ(総合型地域スポーツクラブ)について活動事例を基に説明させていただきます。

5 最近読んだ本で注目している本

『賢いスポーツ少年を育てる』 永井洋一 著(大修館書店)
・自分で判断できない子ども達を作り出している過干渉の大人たちへ警告

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
岩崎夏海 著(ダイヤモンド社)
・モチベーションを高くして組織力を高める最高の刺激

講演会風景
1.
第3回記録写真
事務局長挨拶。第3回アカデミーが開催できて、こんなに嬉しいことはありません。ご参加の皆様、本当にありがとうございます。

2.
第3回記録写真
怖い顔をして喋っていますが、心の中は嬉しさでいっぱいです。


3.
第3回記録写真
瀬間さんです。去年に引き続き、座長を引き受けて下さいました。
4.
第3回記録写真
(右)第一講演者の石井さんです。
動物のことを本気で考え、救いたいという温かなお人柄の伝わるお話でした。

5.
第3回記録写真
パワーポイントで現状を如実に映し出していただきました。

6.
第3回記録写真
第2講演者の瀬間さん。古事記と日本書紀を比較しての視点は斬新。

7.
第3回記録写真
ユーモアも交えて、本格的な内容を一般にもわかりやすく説明して下さいました。
8.
第3回記録写真
第3講演者、小出さん。自ら東北地方にボランティアで出かけられた時のお話も交えての講演でした。

9.
第3回記録写真
資料が配付される前に選択式のクイズがありました。「まさかそこまで酷いとは」と思ったものがすべて正解でした。現今の小学生の身体能力の実態を伝えられ、参加者たちはしばし唖然としました。

懇親会風景

10.
第3回記録写真
第2部。懇親会のスタートです。
まず吉永先生の講評。

11.
第3回記録写真
いつもながらの問題意識の明確なお話と講評に聞き入る参加者たち。


12.
第3回記録写真
高崎健康福祉大学の東福寺先生です。
乾杯の音頭を取ってくださいました。
13.
第3回記録写真
食も進む、話も進む。交流の1コマです。

14.
第3回記録写真
男性陣、皆メガネがお似合いです。
やはりそこはかとなく知的な雰囲気が。
15.
第3回記録写真
第1回・2回と司会をしてくださった竹中さん。
今回は締めの挨拶をしてくださいました。

16.
第3回記録写真
やはり、手締めは約束事項。皆さん気持と手拍子を合わせて。次回もご参加お待ちしています。